子供の頃から考えてみると、贈り物と言われるものをたくさん受け取ってきました。誕生日や入学、卒業のお祝い、クリスマスだとか色々ありますよね。贈り物って貰い慣れてしまうと有り難みを感じなくなってくるもので、大人になる頃は贈り物されても子供の時みたいに無邪気に喜んだりはしなくなっています。友人や家族にお祝いされること自体はすごく嬉しいですし感動するんですけれど、贈り物の嬉しさはやっぱり子供の頃のほうが大きかったです。でも、こんなことを言っておいてなんですが、僕が今までに貰って一番嬉しかった贈り物は、大人になってから貰ったものなんです。というより、大人にならないと貰えないものですね。

それは、自分の息子からのプレゼントでした。小学生にあがったばかりの息子が、お手伝いをした時にもらったお小遣いやお年玉を貯めておいて、僕の誕生日にネクタイを贈ってくれたんです。妻と一緒に選んで、自分のお金を使って、です。もうこればっかりは涙が止まらなくて止まらなくて、本当に心底嬉しかったです。このために生きてきたんだと言っても過言ではないくらい、感動してしまいました。それと同時に、この子が立派な大人になるまで、自分が絶対に幸せに育てあげると誓った日でもありました。この感動は、子供の頃では絶対に味わえません。大人になったからこそ知れた喜び、嬉しさを噛み締めた出来事です。

そのネクタイは、僕の宝物になっています。汚してダメにしたくなくてあまり身につけないようにしたいんですが、こういうのは使ってあげることで意味があるものだと思うので難しいところです。大事な商談がある日とか、ここ一番の時のお守りとして使っています。